Lastrum

Dancehall Party！ワクワクする事を愛する皆さんへ。 今、5年間のフライヤーをずらりテーブルに並べて想う。「フェスの楽しさをクラブで伝えたい！」、そんな願いもってはじめられたという渋谷 club asia（クラブ・エイジア）の偶数月第4土曜日を飾る人気ダンス「PLAY LOUD（プレイ・ラウド）」。世界中から様々な音楽カルチャーが集まる、クラブの激戦地、ここ渋谷・円山町。クラブ・ミュージックを牽引するこの街で、長きに渡ってファンから熱烈に支持されている、このイヴェントは決して外せないダンスなのだ。 フェスの楽しさを…とはいえ、それをクラブ仕立てに演出している「PLAY LOUD」は、単なるミニ・フェスでは無い。アーティストのライブ・ショーに加え、東京を中心に全国から選りすぐられたサウンドがエントリーし、時にはステージを華やかに演出するダンサーもラインナップされる。メイン・フロアで熱狂しまくった後は、仲間とくつろいだ時間を過ごせるよう、チル・アウト的スペースとしてラウンジも用意されている。 渋谷という場所柄か、顔馴染みの東京レゲエ・ファン・デムだけでなく、旅行などで渋谷に来ている全国のレゲエ好きも訪れる。さらにはclub asia（クラブ・エイジア）という名前もあってか、海外のガイドブックでも日本を代表するクラブとして紹介されるこのリッチなスペースには、多数の外国人もワン・ナイトを楽しむために足を運ぶ。都内のコアなレゲエファンから、全国、そして海外の音楽好きまでを楽しませているのが、この「PLAY LOUD」。 さて、そんな「PLAY LOUD」が、新たなプロジェクトとして、イヴェントの美味しいところをギュッとまとめたMixCDを展開する事となった。それが、本MixCD「NATIONAL DISH（ナショナル・デッシュ）」。意味は『その国を代表する料理』。ジャマイカでいえば、アキ＆ソルトフィッシュやジャークチキン、フェスティバルなどが思い浮かぶ。で、本題。この日本発の「NATIONAL DISH」には、国民的ジャパニーズ・レゲエ・アーティストが美味しく並べられているのだ。これまでの「PLAY LOUD」を湧かせて来た、アーティストの集大成ともいえるラインナップで。 とびきりフレッシュ現場から厳選されたアーティストは、日本においてレゲエ・シーンの黎明期から活躍し続けるビッグ・ネームから、新世代筆頭ともいえるアーティストまで、ズラリと並んでいる。レゲエ好きの間では、「大ヒット曲」「現場（イヴェント）で大盛り上がりする曲」「ブレイクの切っ掛けとなった曲」など、とにかくアガる曲を『ビッグ・チューン』と呼んでいる。このMixCD「NATIONAL DISH」には28のチューンが入っているが、もはやビッグ・チューンのオンパレード！ このたまんない「NATIONAL DISH」を料理したのは、こちらも「PLAY LOUD」を湧かせて来たサウンドBOTH WINGS（ボス・ウィングス）。2001年より都内を中心に活動を続け、昨年サウンド・システム「TRAVELLERS BOX」も完成させるなど、勢いのある人気サウンド。そんなBOTH WINGSのモットーは、「お客さんとの一体感と曲のメッセージを大切に伝えてゆく事」。まさに、このMixCD「NATIONAL DISH」に打ってつけの適任者ともいえるのだ。 では、このMixCD「NATIONAL DISH」を聴いた皆さんは、一体どうなるのか？ 笑顔が溢れ出てくる様子がアタマに浮かびます。ぜひ、ご堪能ください。 北野 啓太郎（ROCKERS channel 編集長）